トゥール・スレン虐殺犯罪博物館
ポルポト時代にクメール・ルージュによって拷問・処刑が行われた施設が、
現在は博物館になっています。
Wiki-S21 (トゥール・スレン)によると2万人ほどが収容され生き残ったのは8人だそうです。
もともとは学校の校舎であることがはっきりわかる作りになっています。
館内にはいたるところにパネル展示してあります。
実際に施設を訪れる方で、心臓の弱い方は少し注意したほうが良いかもしれません。
学校の校舎に似つかわしくない、鉄条網がいたるところに設置してあります。
ときおり吹く熱風が心地よいのですが、当時のことを考えると心折られます。
まだ40年ほどしかたっていない。
日本は本当に幸せな国だと思います。
中庭は慰霊の場となっています。
世界中からたくさんの人々が訪れていますが、
アジア人に比べると西洋の人たちのほうがしっかり勉強している様子が伺えます。
外塀にも鉄条網が敷かれています。
校舎にも門が設置してあり、ここにも鉄条網があります。
独房になっているので中に入ってみます。
壁にはなにかの数を数えている傷跡がありました。
独房です。逃げ出せないようにか屋根も作られています。
おそらく房につなぎとめるための鎖がありました。
広さは1畳ほどでした。
これまでは人が人を拷問するという風景を想像することができませんでしたが、
実際の施設をみて人の恐ろしさを感じることができました。
ここはプノンペンへ訪れた際のマストの一つですが、
本当に訪れて何かを感じ取って欲しいと思いました。